Project/Area Number |
15F15737
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Linguistics
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
乙黒 亮 早稲田大学, 法学学術院, 准教授 (00433201)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SNIJDERS LISELOTTE 早稲田大学, 法学学術院, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2015-11-09 – 2017-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2016: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2015: ¥100,000 (Direct Cost: ¥100,000)
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Keywords | 情報構造 / 名詞句 / 語彙機能文法 / 類型論 / 統語論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題の今年度の実績は主に2点にまとめられる.1点目は名詞の修飾要素が名詞句から外置され非連続名詞句を形成する際の意味構造,情報構造を制約に基づく文法理論である語彙機能文法 (Lexical Functional Grammar; LFG) において精緻に形式化し,その自然言語処理への応用も視野に入れ6月にサン・ディエゴで開催されたThe North American Chapter of the Association for Computational Linguistics内のWorkshop on Discontinuous Structures in Natural Language Processingで発表を行った.ここでの発表内容な論文としてまとめProceedingsに所収されている.2点目は非連続的名詞句を構成する要素の中でも所謂遊離数量詞と呼ばれる数量詞が名詞句から外置される現象に関して,複数の言語のデータを基に非修飾名詞句が主題,遊離数量詞が評言内の焦点という情報構造を形成することを示し,数量詞が外置され得る統語上,情報構造上の制約をLFGで形式化した.この研究で提示するアプローチはこれまでの統語的な原理に基づく分析と異なり,動詞句左端に生起する数量詞と複他動詞構文や二次述語構文において動詞句内に生起する数量詞に統一的な説明を与えることができる.またフランス語やドイツ語に見られる遊離数量詞と非修飾名詞句の一致に関しても,意味構造のレベルで捉えられることを示した.この研究成果は7月にワルシャワで開催されたJoint 2016 Conference on Head-driven Phrase Structure Grammar and Lexical Functional Grammarにおいて成果発表を行い,論文はProceedingsに所収される.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)