小学校英語教育における課題解決型「読むこと」の学習方法の構築
Project/Area Number |
15H00017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
外国語・外国文学
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Research Institution | 尼崎市立園田南小学校 |
Principal Investigator |
東野 裕子 尼崎市立園田南小学校, 小学校教頭
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Project Period (FY) |
2015
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2015: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 読むこと / 課題解決型言語活動 / 段階的絵本(Graded Readers) |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 研究の目的 小学校における「読むこと」の学習を児童の発達段階に応じて, 段階的かつ弾力的に行うカリキュラムを提示し, その指導方法を精査することである。 2. 研究は次のように遂行した。 ①第3~6学年における課題解決型のカリキュラムの提示 ②初期段階の読むことの方法の開発(第3~4学年) (ⅰ)絵カード・小型カードの活用 (ⅱ)文を絵と文字で表現 (ⅲ)フォニックスを活用した読みの学習 ③自発的に「読むこと」を進めるシステムの構築(第5~6学年) 自発的に読むシステムとどのくらい読めたかを評価できるシステムの構築 ④GRを活用した表現力を伸ばすカリキュラムの構築 3. 研究の成果は, 以下に集約できる。 《児童の実態》 ・中学年・高学年を通して文字に興味を持ち, 英語で書かれた物語や説明など読んでみたいと考えている児童が多く, 「読むこと」の活動をしてみたいと考える児童が多い。 《読むことについて》 ・初期段階の読むことの方法を中学年から導入することで, 簡単な物語を読むことができるようになる。 ・英文や物語を読ませる際にGRの挿絵やことばの表す絵を補助手段として使うことで意味の理解が深まる。 《教材について》 ・初期段階は, 会話文を多用し, 児童の力に合うものにリライトすることが有効である。 ・児童に興味のある分野の絵本や繰り返しのある絵本, また, 同じ動詞や名詞が様々な場面で使われているような絵本を選択することで, 意欲的に取り組むことができる。 《学習形態》 ・個別ではなく, ペアやグループでの活動を多用し, お互いに助け合うことで, 発音, 意味理解ともに進めることができる。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)