乾電池の発明者「屋井先蔵」を紹介する新しい乾電池教室プログラムの開発
Project/Area Number |
15H00204
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅱ(理科系)
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
宮 正光 長岡技術科学大学, 技術支援センター, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2015
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2015: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 乾電池 / 屋井先蔵 / 科学工作 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 概要 小・中学生を対象とした科学教育啓発活動のテーマの一つに「手づくり乾電池教室」があり、1999年から延べ5回実施している。この乾電池の発明者が日本人の「屋井先蔵」であることはあまり知られていない。著者の勤務地である新潟県長岡市の出身であるが、このことを知る地元住民は極めて少ない。この「屋井先蔵」の人物紹介を行う乾電池教室のプログラムを検討し、実際の「乾電池教室」を開催した。 2. プログラムの検討 様々な乾電池があることを紹介するために、「乾電池標本」を作成しこれを利用することにした。完成した乾電池でどのようにあそぶかを検討した結果、以下の様々な器具に接続することにした。①豆電球(キットに同梱) ②バッテリーチェッカー ③プロペラモーター ④電子メロディ ⑤電子ブザー ⑥2色発光ダイオード(2個直列つなぎ) ⑦クリスマスツリー(乾電池式自動点灯機能付きLEDライト、3個直列つなぎ)「屋井先蔵」に関する文献調査を行ったが、長岡市発行のリーフレットが人物紹介、年譜、漫画による「屋井先蔵ものがたり」があり大変秀逸であることからこのリーフレットを利用することにした。 3. 研究成果 以上の検討で完成したプログラムにより、小・中学生対象の乾電池教室を以下の2回開催した。 ・こども科学フェスティバル2015/新潟県見附市今町地区体育館 平成27年11月3日(祝)9:30~10:45 小学生親子 75名 ・燕市中学生理数系トップランナー講座2015/長岡技術科学大学 平成27年12月24日(木)13:10~14:10 中学生 27名 屋井先蔵の紹介は興味深く聞いて貰えたようであり、教室の「つかみ」として大変有効であった。実物による「乾電池標本」の関心は高く、簡便に乾電池を手作り出来たことの反応は良かった。何れの参加者の評価も高く、完成度の高い乾電池教室プログラムとなったものと思う。
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Report
(1 results)
Research Products
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