1人1台のタブレット型端末環境で情報活用能力向上を図る授業デザインの開発と評価
Project/Area Number |
15H00217
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育工学
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Research Institution | 新潟県三条市立大崎小学校 |
Principal Investigator |
外山 良史 新潟県三条市立大崎小学校, 教員
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Project Period (FY) |
2015 – 2016
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2015: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | タブレット型端末 / 選択活用 / 情報活用能力 |
Outline of Annual Research Achievements |
高度情報化社会を生きる子供たちには、指示されたICT機器の活用方法を獲得していくだけでなく、多様化するICT機器やそれらに搭載される様々な機能を目的に応じて自らの判断で選択し、創造的に活用していく力としての情報活用能力の育成が求められている。 本研究では、そのような情報活用能力を育成する授業デザインとして、1人1台のタブレット型端末が使用可能な環境を設定し、学習目標達成に向け、タブレット型端末に設定された機能の中で、学習者が自らの判断で自由に使用する機能を選択できる教育実践と評価を行った。 タブレット型端末の活用方法で前・中・後期に分けて、学習者のタブレット型端末の活用実態と情報活用能力の変容を分析した。(前期 : 活用場面と活用機能を指定、中期 : 活用場面を指定、活用機能は学習者の判断に委ねる、後期 : 活用場面と活用機能を学習者の判断に委ねる) その結果、以下のことが明らかになった。 ・学習者はタブレット型端末を必ず使用するのではなく、タブレット型端末の機能を活用することが目的に合っているかどうかを判断し、目的達成のためのツールの一つとして使用している。 ・授業者がタブレット型端末の活用方法を教授しなくても、タブレット型端末の機能を用いて、自ら活用方法を考え、全体に伝播している。 さらに、タブレット型端末を1人1台使用可能な環境で、学習者同士が自由に交流できる場を設定していくことが、情報活用能力を向上させることに有効であることが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)