Project/Area Number |
15H00231
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育工学
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Research Institution | Nagano National College of Technology |
Principal Investigator |
田中 則幸 長野工業高等専門学校, 技術職員
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Project Period (FY) |
2015
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2015: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 情報セキュリティ / 無線LAN / 疑似体験 |
Outline of Annual Research Achievements |
■研究目的 近年のインターネット上の脅威の高まりを受けて、昨年からデモンストレーションを行った情報セキュリティ教育を行ってきた。本年度は学生が情報セキュリティインシデントを実機で疑似体験できるコンテンツを開発し、疑似体験を通してインターネット上の脅威をより身近なものとして認識してもらい、学生の情報セキュリティ意識を高めることを目的とした。 ■研究方法 学生自身に情報セキュリティインシデントを疑似体験してもらい、危険性をより実感してもらうために、閉じたネットワーク環境を構築し実機で疑似的な無線LAN盗聴を体験できるコンテンツを開発した。学生の同意を得た上で無線LANのパケットを取得し、http通信の解析と表示を行うシステム開発した。開発したシステムを学生に体験させ、公衆無線LANや脆弱性のある暗号方式による無線LANのhttp通信が容易に盗聴されることを疑似体験してもらった。 ■研究成果 システムを体験した学生を対象にアンケート調査を行い、システムの効果を検証した。 その結果、無線LANの盗聴体験について、90%の学生が今後の生活に役に立ちそうと回答した。また、「実演をしてもらうとわかりやすい。」「思っていたよりも簡単に盗聴ができていたので驚きました。」といった疑似体験特有の評価が得られた。 ■まとめ 疑似体験コンテンツにより学生の情報セキュリティ意識を高めることができた。
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