Project/Area Number |
15H00239
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育工学
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Research Institution | Tokuyama College of Technology |
Principal Investigator |
林 嘉雄 徳山工業高等専門学校, 教育研究支援センター, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2015
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2015: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | RFID / 寮 / 鍵の管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
○研究目的 学寮の学生指導においては、寮生が健全な生活を送れるために日々の指導や精神的ケアを行う必要がある。その手段の一つに登下校における寮生の在室確認業務があり、これには鍵受けボックスに居室の鍵が収められているか否かを目視によって確認することで対応している。特に寮生が集中する登校の時間帯には確認ミスにより病気や寝坊で遅刻する寮生に対するケアが遅れることがある。このようなことから本研究では在室確認業務の負担を軽減し、学生に対する指導や精神的ケアの迅速性向上を図ることを目的としてRFID (Radio Frequency Identification)を応用した鍵管理システムを構築した。 ○研究方法 本研究で用いたRFIDとは電磁波によりRFタグに記録されたデータを非接触で読み書きが可能で、電磁波の届く範囲内であれば複数のRFタグの情報を一度に読み込むことができるシステムである。RFタグは鍵に付随するキーホルダー内に組込まれている上、鍵自体が金属であるためにタグの情報を正確に読取ることが比較的困難である。そこで、本システムではアンテナの配置や台数を検討した上で検知の正確性を図った。更に、RFタグから得られた鍵の有無情報を既存のWebとデータベースが機能しているサーバに蓄積させ、登下校時間の表示や、顔写真による本人確認が可能な機能等を組み込んだ学内教職員向けのWebアプリケーションを作成した。 ○研究成果 登下校時における在室確認業務が所要時間で1/5に短縮された。また、Webアプリケーションからの顔写真確認機能などを付加したことにより、当直教員の学生指導に利便性が図れた他、閉寮時の退出確認業務や休講時、体調不良などでの居残り確認などを一目で把握できるようになったため、問題のある学生への対応が迅速に行えるようになった等の成果が得られた。更に、学内LANと連携させたことで学校全体での情報共有が可能なため、寮務担当教職員以外にも担任などへの情報提供ツールとして有効である。
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Report
(1 results)
Research Products
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