学生のための撮影機能を活用した実験のリアルタイム相互進度確認システムの開発
Project/Area Number |
15H00245
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育工学
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Research Institution | Nagano National College of Technology |
Principal Investigator |
淀 優介 長野工業高等専門学校, 技術支援部, 技術職員
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Project Period (FY) |
2015
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2015: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 動画撮影 / モバイル端末 / 成果報告 |
Outline of Annual Research Achievements |
工学実験において、学生の理解や実験が進まない点がある場合、学生ごとに対応し解決して課題や実験を進めていく。しかし、学生に対して指導を行う教職員の数は少なく、受講する全学生の理解や進捗状況をリアルタイムで把握するのは困難である。さらに、教職員だけでなく学生間での協調的な相互補助も欠かせない。 本研究では、学生の実験進捗および成果をモバイル端末から撮影報告させるシステムを構築し、学生間相互で実験動画を閲覧できる協調的な実験環境を実現することとした。また、教職員はこのシステムによって、学生の実験内容を容易に把握できるようになる想定である。 対象の実験では、当初予定していた静止画を用いた報告では、実験内容把握が困難であることが明らかになった。これは実験内容が動作を伴うArduinoを利用した回路制作となったためである。そのため、報告方法として学生自らが撮影した動画を扱うこととなった。動画を用いることで画像と言葉では表現しづらい内容を報告することが可能になった。 構築したシステムを授業中で学生に利用させ、アンケートを実施した。その分析結果からモバイル端末を用いた動画の撮影について、学生が問題なく行えることを確認できた。また、動画を相互に閲覧することについて好意的な回答を得た。 今後は、継続的にシステムを利用しその効果を検討したい。また、動画容量とその確認時間の増加により、リアルタイムの進捗報告が困難になるという問題が生じた。リアルタイムでの確認などを行えるように改善を予定している。この研究成果については、2件の口頭発表を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)