Project/Area Number |
15H00266
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
特別支援教育
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Research Institution | Kitakyushu National College of Technology |
Principal Investigator |
竹田 等 北九州工業高等専門学校, 教育研究支援室, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2015
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2015: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
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Keywords | 特別支援教育 / 実習 / ブレーキ |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的 下肢が不自由である学生が高等専門学校(工業高等学校を含む。以下、高専など)で旋盤を使った実習をする環境が整っていないことが問題になっている。その理由は、使用する旋盤が大きく下肢が不自由である場合、各操作レバーに手が届かないことや安全面などが考えられる。下肢が不自由である学生が車いす(座位)の状態で実習をするには卓上旋盤が最も適している。しかしながら、卓上旋盤の大手機械メーカに問い合わせたところ回転を止める急停止用のブレーキ機能が備わっていないことが分かった。車いす(座位)の状態においても、学生が安全に実習できるように、卓上旋盤にブレーキ機能を取り付ける。その上で、特別支援学校高等部学習指導要領に準拠した「学習(旋盤実習)指導案」を完成させる。 研究方法 1. 自転車のディスクブレーキを卓上旋盤のモータープーリーに仮固定して位置決めを行った。 2. 鉄板の切断、穴開け、溶接を行った。 3. 自転車のブレーキハンドルを切断し鉄板に溶接した。 4. 自転車のディスクブレーキの取り付け及び手動ブレーキの調整を行った。 5. 急停止用ブレーキとして電気電子的制御が可能であるか検討を行った。 6. 特別支援学校高等部学習指導要領第2章各教科「実習」に準拠した「学習(旋盤実習)指導案」を作成した。 7. 福岡リハビリテーション学院の専任教員と面談し作業療法からの視点を調査した。 研究成果 手動ブレーキで回転を急停止させることができた。低速回転では特に問題ないが、回転速度を上げた場合、ディスクブレーキ内での振動音等が激しかった。その対策には、より一層の微調整等が必要である。
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