高等教育機関における次世代キャンパス無線LANシステムの研究
Project/Area Number |
15H00379
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅱ-B(情報系)
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Research Institution | Kochi National College of Technology |
Principal Investigator |
浜田 知弥 高知工業高等専門学校, 教育研究支援センター, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2015
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2015: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 無線LAN / IEEE802.11ac / Wi-Fi |
Outline of Annual Research Achievements |
高知高専では、平成14年3月より全学的なキャンパス無線LANを構築し運用を行っている。平成21年度には携帯情報端末を使った教育プロジェクトが文部科学省の大学教育推進プログラムに採択され、全教員にiPad2を全学生にiPod touchを貸与し、無線LANで学内ネットワークに接続して活用している。 スマートフォンやタブレットの普及に伴い、教育の現場でもこのような機器の導入と活用が広まってきており、多数の情報端末を安定して運用できる無線LAN環境の構築の必要性が高まっており、本研究では最新の無線LAN規格であるIEEE802.11acに着目して検証を行った。 高知高専で現在使用しているIEEE802.11a/b/g/n対応アクセスポイント、最新のIEEE802.11a/b/g/n対応のアクセスポイント及びIEEE802.11a/b/g/n/ac対応のアクセスポイントの3種類のアクセスポイントを用い実験を行った。 アクセスポイントを1部屋に1台のみ設置し出力を変更して計測を行った試験では障害物に弱いと言われている5GHzの通信で遮蔽物の存在する隣室などでの測定で従来のIEEE802.11a/n方式は通信速度が大きく落ち込んだが、IEEE802.11a/n/ac方式では2.4GHzと同等もしくはより良好な測定結果がでており、今後対応した機器が増えることで1台のアクセスポイントを廊下に設置して複数の部屋をカバーするといった運用を、電波干渉を回避しやすくより高速な通信が可能な5GHzで行う事が可能になると考えられる。 アクセスポイントを1部屋に複数台設置しての試験ではアクセスポイントの配置と出力を変えての通信速度の計測を行い、離れた配置と低い出力で良好な結果を得た。この事から互いの電波の干渉を受けにくい配置と出力の設定を適切に行う事の重要性を再認識した。 今後更にこの成果を基にiPad miniなどを使用する実際の授業での活用と検証を行っていく予定である。 研究の結果については高知高専の研究代表者のwebページに掲載しており、今後も得られた成果については追加更新していく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
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