Project/Area Number |
15H00421
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅴ(その他工学)
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Research Institution | Ibaraki National College of Technology |
Principal Investigator |
樋田 英輔 茨城工業高等専門学校, 技術教育支援センター, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2015
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2015: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | ナノテクノロジー教育 / フラクタル構造体 / フラクタル次元 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的 : 高専教育においてナノテクノロジーの実験実習を行う必要がある。本研究の目的は、ソフトマテリアルで「ナノテクノロジー教育」を実現することである。 研究方法 : n-ドデシル硫酸ナトリウムを蒸留水に溶かした溶液を様々な濃度で作る。この水溶液を、穴を開けたシリコンシリコンシートの穴の部分に入れてカバーグラスではさみ、溶液部分にレーザーを当てて散乱光強度を測定する。測定は、Siフォトダイオードを用いて、回転ステージで角度を変えながら、Labviewで行う。 研究結果 : 濃度がゼロでない溶液の場合、散乱角度ゼロ(前方散乱)に近づくと散乱が起こり、ある濃度以上こなると散乱が強くなる。フラクタル次元Dの数値は、D=1.6からD=2.0の範囲で測定できた。従って、ある濃度以上で、フラクタル構造体が形成されることが確かめられた。このフラクタル構造体が形成される濃度は、室温に依存して、冬と夏では大きくことなることも分かった。 教育への応用 : (1)平成27年度本科5年卒業研究 : 「光散乱によるソフトマテリアルのフラクタル次元測定」実施済 (2)平成28年度専攻科2年特別研究 : 「ミセル会合体形成の相転移 : 光散乱法によるフラクタル次元測定」現在進行中 (3)平成28年度専攻科2年実験 : 「光散乱法によるソフトマテリアルのフラクタル次元測定」現在進行中 対外発表 : (1)平成28年8月に東日本地域高等専門学校技術職員特別研修に発表予定 (2)平成29年3月に専攻科生が学会発表を行う予定 (3)「高専教育」に論文投稿予定
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