Pannexin3の機能を応用した新骨再生療法の開発
Project/Area Number |
15H06042
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Conservative dentistry
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
石河 真幸 東北大学, 大学病院, 助教 (60432936)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 再生医療 / 骨再生 / 細胞の増殖、分化 / 細胞周期 / 細胞内シグナリング |
Outline of Annual Research Achievements |
○Panx3 KOマウスを用いてPanx3の新機能の探求について。 Panx3 KOマウスの作製に成功し、その表現系を探求できた。結果として、新生児Panx3 KO マウスは体のサイズが小さく、骨形成に異常が認められた。軟骨性骨化および膜性骨化に形成遅延が認められ、結果、骨の石灰化の異常を示していた。この原因の詳細を探求した結果、Panx3 KOマウスにおける軟骨細胞および骨芽細胞は分化が抑制され、それぞれの前駆細胞の増殖が亢進していた。さらに、軟骨骨境界における軟骨細胞から骨細胞への置換にも異常が観察され、Panx3が軟骨性骨化における軟骨細胞の最終分化に重要な働きがあることもわかった。つまり、Panx3がVEGFなどの血管新生亢進因子の発現を制御し、破骨細胞の軟骨骨境界へのリクルートを亢進することにより、アポトーシスに至った肥大軟骨細胞の貪食を促進することにより、骨細胞への置換を誘発することが示唆された。このことより、Panx3は軟骨細胞および骨芽細胞の分化過程において、増殖期から分化期へ変換するスイッチの役割を担っていることが示唆され、それぞれの細胞の分化に重要な因子であることが解明された。つまり、Panx3は骨形成における新規の必須マーカーであると言える。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)