Project/Area Number |
15H06488
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Prosthodontics/ Dental materials science and
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
杉浦 悠紀 九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (70755040)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 炭酸アパタイト / フォーム / 骨補填材 / 組成変換 / 水熱処理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、炭酸アパタイト連通多孔構造形成セメントの基材となる炭酸アパタイトフォーム顆粒の創製にまず取り組んだ。さらに、ここから任意の形状を作製可能な炭酸アパタイトフォームの形成技術の開発にも取り組んだ。 出発物質として、リン酸3カルシウムα相(α-TCP)をスラリー状にし、これをポリウレタンフォームに塗布、焼成後粉砕してα-TCPフォーム顆粒を得た。これを炭酸塩共存下にて水熱処理することにより、炭酸アパタイトフォーム顆粒の創製に成功した。形成した炭酸アパタイトフォーム顆粒は、細胞侵入性に富む100-300μmの連通孔を持つため、生体親和性が高いということが示唆される。 次に、作製したα-TCPフォーム顆粒を強酸性リン酸カルシウム溶液にて処理することにより、顆粒表面にリン酸水素カルシウム(DCPD)結晶を形成させ、これによりα-TCPフォーム顆粒を結合させた。これを炭酸塩共存下にて水熱処理することにより、炭酸アパタイトフォームの創製に成功した。この手法は、形状操作性に富むため、骨欠損に応じた形状の炭酸アパタイトフォームの創製が期待される。 本研究により作製に成功した炭酸アパタイト基材は、今後実験動物を用いて有用性を評価していく予定である。 これらの成果は、投稿中を含めると3報の学術論文及び、1報の国際学会招待講演として発表済みである。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)