イネのファイトケラチン合成酵素遺伝子の生理的役割の解明と育種への応用性の検証
Project/Area Number |
15H06580
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Plant nutrition/Soil science
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
浦口 晋平 北里大学, 薬学部, 講師 (20638837)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 植物栄養 / 有害元素 / 輸送 |
Outline of Annual Research Achievements |
イネのファイトケラチン合成酵素PCSの生理的な機能について解析した。まず,OsPCS1の転写バリアントおよびOsPCS2をシロイヌナズナのAtPCS1破壊株cad1-3に導入した系統を用いて,各分子のPCSとしての機能を解析した。T3世代のホモ系統を取得し,導入遺伝子の発現をRT-PCRによって確認した。カドミウムおよび亜ヒ酸ストレス条件下でこれら形質転換体を栽培することで,cad1-3に重金属耐性を付与するOsPCS分子を同定した。 また,OsPCS1のT-DNA挿入株およびトランスポゾン挿入株を用いて,イネの重金属耐性・輸送におけるOsPCS1の役割を解析した。これら変異株は,カドミウムや亜ヒ酸ストレスに対して感受性を示したことから,OsPCS1がイネのカドミウム,亜ヒ酸耐性に重要であることが示された。非汚染の栽培土を用いてポット栽培試験を実施したところ,OsPCS1変異株の玄米中カドミウム濃度が有意に低下していた。OsPCS1がイネのカドミウムの長距離輸送に関与することが示唆された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)