iPS細胞由来Vγ9Vδ2T細胞を用いた消化器がんの新規治療開発
Project/Area Number |
15J00925
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Gastroenterology
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
渡邉 大輔 神戸大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
|
Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 免疫療法 / 人工多能性幹細胞 / γδT細胞 / iPS細胞 / がん免疫療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、iPS細胞由来γ9δ2T細胞を用いた消化器がんに対する新規治療法を開発することである。iPS細胞からγ9δ2T細胞を作製することができれば、従来のγ9δ2T細胞を用いた免疫療法の欠点である、細胞数確保の困難性と細胞の疲弊(exhaustion)といった問題が解決される。 当初の研究実施計画では、当該年度は、1. ヒトγ9δ2T細胞からのiPS細胞樹立(樹立条件の最適化)、2. 誘導したγ9δ2T細胞由来iPS細胞を用いたγ9δ2T細胞への誘導、3. 誘導したγ9δ2T細胞由来iPS細胞を用いたγ9δ2T細胞への誘導について、研究実施することを予定していた。 1. については、具体的には、末梢血からγ9δ2T細胞を増幅培養し、増幅培養したγ9δ2T細胞を用いて、iPS細胞を樹立した。本実験は、計4回施行し、全4回で、作製したiPS細胞の複数株において、Vγ9 Vδ2-TCR領域の遺伝子再構成が確認できた。Vγ9 Vδ2-TCR領域の遺伝子再構成の有無は、ゲノムPCR・フラグメント解析で評価した。さらにシークエンス解析により、相補性決定領域(CDR)3領域の配列を決定した。また、未分化マーカーの発現を、免疫染色法・RT-PCR法・リアルタイムPCR法で評価し、センダイウイルスベクターの遺残を、免疫染色法・RT-PCR法・リアルタイムPCR法で評価し、三胚葉系への分化能の有無を、胚様体形成法で評価した。 2. について、具体的には、過去の既報を参考に、OP9細胞上に、樹立したγ9δ2T細胞由来iPS細胞から作製した胚葉体を播種することで、分化誘導を試みた。フローサイトメトリー解析で、CD34+/CD43+血液前駆細胞を確認することが出来たが、本研究では、成熟T細胞は誘導できなかった。 3. については、計画2. を完遂できなかったため、評価できなかった。
|
Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(2 results)