創薬ターゲット蛋白質細胞内1分子スクリーニング法の開発
Project/Area Number |
15J01482
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Chemical biology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
出川 拓馬 大阪大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2017: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | PTEN / ArfGTPase / GPCR / 相互作用解析 / 1分子イメージング / GTPase / Arf / 細胞運動 / ケミカルバイオロジー |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度はPTENの結合タンパク質の候補であった低分子量型Gタンパク質ArfAが、PTENと生化学的に相互作用することをプルダウンアッセイによって明らかにしたが、昨年度の報告の通り、本研究で提案している細胞内1分子イメージングを用いた分子間相互作用検出法では、PTENとArfAの結合を確認することができなかった。この手法ではArfAを膜貫通タンパク質に融合させ、膜貫通タンパク質をガラスに固定化する。ArfAの膜貫通タンパク質を介したガラス固定化に伴い、1分子イメージングにより明らかになるPTENの拡散係数が小さくなれば、両分子の間の相互作用が認められるというアイディアである。実際にはPTENとArfAとの間には生化学的な相互作用が存在するが、この手法で検出できなかった理由として、ArfAに融合していた膜貫通タンパク質の細胞質領域の長さが適当でなかったことが考えられる。細胞質領域の長さを最適化することで、形質膜上での2分子間の相互作用が1分子イメージングにより捉えられると期待される。 また、ガラスにリガンドを固相化することで、細胞表面に発現するレセプターとリガンドの相互作用を1分子イメージングにより検出する手法も提案していた。モデルケースとして、葉酸と葉酸レセプターの相互作用を本研究が提案する手法で検出できるかを検討したが、リガンド固相化に伴うガラス表面の蛍光を発する物質による汚染が著しく、葉酸レセプターの1分子イメージングを行うに堪えなかった。固相化試薬に由来する汚染であると考えらえるが、ポリエチレングリコールによる修飾によりガラス面への蛍光物質の非特異的な吸着は抑えられると期待される。リガンド固相化のための官能基を備えたポリエチレングリコールも商用化されているので、ポリエチレングリコール修飾によって、1分子イメージングが可能なリガンド固相化ガラスの作製を目指したい。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)