戦後広島復興と浜井信三――「ヒロシマ」とナショナリズムをめぐる思想史的研究――
Project/Area Number |
15J01562
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
History of thought
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
西井 麻里奈 大阪大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 戦災復興 / 広島 / 濱井信三 / 原爆死没者慰霊碑 / 平和記念都市 / 軍都 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は最終年度であり、前年度の成果をふまえて以下のような複数の研究実績をあげた。 1 戦災復興の思想史的再検討:濱井信三の活動の戦中・戦後の連続性を検討するため、前年度から広島の商工業界の動向を調査した。その成果を6月に論文化し、12月に世界政治研究会で発表した。「軍都広島」から「平和都市広島」への転換と連続性をテーマとし、歴史学に限らない多層な研究者と討議を行ったことで、政治思想史としての展開可能性を感じることが出来た。 2 あらたな資料調査と成果発表:2016年6月~2017年2月にかけて戦災復興土地区画整理事業に関する資料調査を行った。多くの時間を必要とする調査となり、本年度はこの作業に集中することを通じて、戦災復興事業における濱井の役割を浮かび上がらせることとした。その成果の一部を、2016年度の同時代史学会大会の個人報告にて発表し、活発な質疑が行われた。学会発表を経て更に内容を精査し、『新社会学研究』に投稿した。 3 失業対策事業に関する調査:広島県立文書館にて、戦災復興事業における失業対策労働関係資料の収集を完了した。ただし本年度は2に関する調査・資料収集・整理が中心となったことから、資料整理に終わった。 4 その他:戦災復興事業として行われた広島平和記念公園建設にあたり、移転を強いられた慰霊碑や墓地に関する一件の事例研究を継続してきた。本年度に一定の成果としてまとまり、9月に琉球大学で開催された国際日本学研究会にて発表した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)