座位行動が肥満および糖・脂質代謝指標に与える影響に関する前向きコホート研究
Project/Area Number |
15J03431
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied health science (A)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
本田 貴紀 九州大学, 医学研究院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,630,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 座位行動 / 身体活動 / 疫学 / メタボリックシンドローム / 糖脂質代謝 / コホート研究 / 加速度計 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、岡山県内の企業従業員を対象とした職域コホート研究の成績から、加速度計を用いて評価した座位時間とメタボリックシンドローム発症との関連を検討した。対象はメタボリックシンドロームを有していない430名(年齢40~64歳)である。企業健診の成績を4年間追跡し、メタボリックシンドロームの発症を評価した。座位時間は、起床から就寝までの活動を1日あたりに換算して算出した。その結果、加速度計で測定した座位時間のうち、30分以上継続する座位時間がメタボリックシンドローム発症と有意に関連することが明らかとなった。座位行動が心血管代謝因子に影響する危険因子であることが示唆される。本研究成果は、英文誌に受理・掲載された(BMC Public Health, 2016:16:888)。
次に、福岡県久山町で行われている疫学調査(久山町研究)の成績から、座位時間とメタボリックシンドロームの有病率との関連を横断的に解析した。対象は40歳以上の地域住民1,657名である。解析の結果、座位時間が長いほどメタボリックシンドロームの有病率は有意に上昇し、その関係は他の危険因子とは独立していた。性・年齢階級別(40~64歳と65歳以上)にみても、同様の関連が認められた。以上より、加速度計を用いて測定した座位時間は、メタボリックシンドロームの有病率と正の関連を示すことが明らかとなった。本研究の成果は、国際身体活動・公衆衛生会議にてポスター発表を行った。 さらに、同データセットを用いて、座位時間と糖尿病有病率との関連を横断的に解析した。その結果、座位時間が長いほど糖尿病の有病率は有意に上昇した。この関係は、糖尿病の糖尿病家族歴や身体活動量と独立していた。本研究成果は第23回日本未病システム学会学術集会にて口頭発表を行い、優秀演題賞を受賞した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)