Project/Area Number |
15J04302
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Bio-related chemistry
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
上原 貴大 名古屋大学, 理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 概日時計 / ケミカルバイオロジー / 生物時計制御 / 合成化学 / 小分子 |
Outline of Annual Research Achievements |
生物は24時間周期で変動する地球環境に合わせて生命活動を行うために、生物時計(概日時計)と呼ばれる計時システムをもっている。生物時計は、複数の時計遺伝子が互いに転写、翻訳、翻訳後修飾(リン酸化)を制御し合う、複雑なフィードバック機構によって構成される。植物の生物時計は複雑であり、これまでに20種類以上もの時計遺伝子が発見されている。これに加えて未同定の遺伝子が多数存在すると考えられているが、既存の遺伝学的解析手法は飽和してきており、新たな時計遺伝子の発見は限界に近づいている。このような背景のもと、申請者は化学的手法を加えた新たなアプローチにより植物の生物時計の全容解明を目指した。トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)の中道らは、化合物スクリーニングにより植物の生物時計を変調させる分子(生物時計制御分子)を見出している。本申請者は、このうち概日リズムを長周期化する三つの分子に着目し、分子ツールとしての展開を行った。平成28年度は、10時間以上の概日リズムの長周期化を及ぼす分子、BMLの構造活性相関研究及び、同分子の標的タンパク質の同定を行った。まず、BMLの誘導化及び同分子群の活性評価を行った。その結果、BMLより高い長周期活性をもつ誘導体を合成することに成功した。同時に、BMLの活性に影響を与えない部位を明らかにした。この結果を基に、BML誘導体にポリエチレングリコールリンカー並びに固相担体を導入した分子プローブを調製し、アフィニティ精製による標的タンパク質探索を行った。その結果BMLが二つのタンパク質ファミリーに相互作用していることを見出した。本研究によって、植物の生物時計に関与する、新たな時計タンパク質を同定することに成功した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)