オプトジェネティクスを用いたHes1の発現振動による細胞周期制御メカニズムの解明
Project/Area Number |
15J06195
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
前田 勇樹 京都大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 発現動態 / GAVPO / 光制御 / CRISPR-Cas9システム / Hes1 / 発現振動 / 細胞周期 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度は、光で人工的にHes1の発現動態(Hes1の発現なし、発現振動、持続発現)を誘導する系をHes1欠損型(KO)マウス由来のマウス胎児繊維芽細胞(MEF)に導入し、解析したが、適切な系ではなかったため、違う培養細胞の検討を行った。今年度はその培養細胞の検討から行った。 昨年度CRISSPR-Cas9システムによるHes1 KOの誘導は高効率でできたので、その系を用いて10T1/2,及びC2C12にHes1KOを誘導したところ、増殖の減少は確認できなかった。次にCreによるHes1flox MEF のHes1 KO誘導に関して検討した。昨年度はCreによって効率よくHes1 KOを誘導できなかったため、条件の検討やCre発現系の改良を行い、高効率でのHes1 KOの誘導に成功した。そこで、Hes1 flox MEFにHes1 KOを誘導したところ、増殖の減少は確認できなかった。 次に神経幹細胞の培養系の使用を検討した。Hes1 flox Hes3/Hes5/Hey1トリプルノックアウトマウスから樹立した神経幹細胞にCreによるHes1の欠損を誘導したところ、増殖速度が減少することが分かった。そこでこの細胞を用いてHes1の発現振動による細胞周期制御メカニズムの解明を目指した。 まず、Hes1の欠損による下流因子の発現の変化があるか調べたところ、神経分化関連因子であるascl1や細胞周期制御関連因子であるGadd45gなどの発現がHes1の欠損によって上昇していることが分かった。次に、光応答性転写因子GAVPOによって人工的にHes1の発現振動の誘導を試みたところ、2.5時間周期、3時間周期での発現振動の誘導に成功した。そこでHes1野生型の神経幹細胞にHes1の発現振動を2.5時間周期、3時間周期を誘導したところ増殖速度が促進された
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)