先天性腎尿路奇形症候群由来iPS細胞を用いた胎性腎組織尿管芽の発生機構解明
Project/Area Number |
15J06313
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General anatomy (including histology/embryology)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
笠原 朋子 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 腎臓 / 発生学 / iPS細胞 / 再生 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度において、iPS細胞からHOXD11を発現するBRACHYURY陽性の後方原始線条細胞を高効率に分化誘導することに成功した。平成28年度においては、腎臓発生の機構解明に向けて、腎前駆細胞への誘導における時間的作り分けと後期原始線条由来中胚葉の体軸に沿った作り分けを目標に掲げ研究を行った。HOX遺伝子の調節が各段階において可能になれば、前方(3’側)HOXを発現する前腎、後方(5’側)のHOX遺伝子を発現する後腎を作り分けすることができる。またこれらの成果は、in vitroでの腎臓におけるHOX遺伝子調節機構による発生機序解明にもつながると考えた。 今回の研究結果より、化合物と成長因子を用いて、ネフロン前駆細胞への誘導においてHOX遺伝子を順番に発現できる時間的作り分けに成功した。 さらに、原始線条由来中胚葉前駆細胞においても作り分けを行った。今までの報告では、側板中胚葉と沿軸中胚葉の作り分けの報告はなされているが、中間中胚葉を含めた報告はないため非常に新規性に富む。確立した後方原始線条由来中胚葉を作製する誘導方法を基に、側板中胚葉と沿軸中胚葉前駆細胞を作製した。側板中胚葉においては、95%以上の高効率でVE-cadherin陽性の血管内皮細胞へ分化可能であった。 以上のことより、血管内皮細胞を含むネフロン前駆細胞の作製などが可能になり、疾患iPS細胞を用いた新規疾患モデルの作製など、今後の研究の発展が期待される。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)