Project/Area Number |
15J06668
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Clinical psychology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
土屋垣内 晶 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ためこみ症 / ホーディング / hoarding / 認知行動療法 / CBT |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、ためこみ症状とためこみ認知を測定する尺度の日本語版 (SI-R日本語版; SCI日本語版) を開発し、大学生を対象とした調査研究と実験により、認知行動モデルの理論的検討を行った。その結果、情報処理過程の問題(実行注意制御能力)とためこみに特有の認知が独立してためこみ症状に影響を及ぼしていることが明らかになり、環境統制や注意機能の改善と、ためこみに特有の認知に対するアプローチの両方が有効であることが示された。これらの結果は、ADHD傾向とためこみに特有の認知が独立して、ためこみ症状に影響を及ぼしている可能性を示唆しており、先行研究の結果を支持するものである。しかしながら、ASD傾向についても、「注意の切替の困難さ」「細部への注意」といった実行注意制御能力の問題があることがわかっており、ASD傾向については、これまでの研究で考慮されていないという課題が残った。 また、SI-R日本語版およびSCI日本語版は、ためこみ症状とためこみ認知を多面的に評価できるという長所があるものの、質問項目数が多く施行に時間がかかる上、自己記入式尺度であるために客観性に乏しいという問題点が明らかになった。これらの問題点を解消するために、Hoarding Rating Scale (HRS) 日本語版の開発に着手した。HRS は、5項目で構成されており短時間で実施でき、自己記入式・インタビュー式いずれの手法でも施行可能である。平成27年度は、自己記入式尺度としてのHRS日本語版の開発を行った。 さらに、セルフヘルプ・プログラム開発の準備として、米国で活用されているワークブック書籍「Buried In Treasures」 (Tolin et al., 2013) の訳出を行い、プログラム構成の検討を行った。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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