新規セルソーターによる生理活性物質生産菌体のハイスループットスクリーニング
Project/Area Number |
15J07130
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Biofunction/Bioprocess
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
宮岡 理美 早稲田大学, 理工学術院, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
|
Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | ラマン分光 / 生理活性物質 / スクリーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
微生物が生産する二次代謝産物は抗生物質や生理活性物質として広く利用されてきた。しかし、従来の有用微生物探索方法は培養などの二次操作が介在するため、得られる菌体・生理活性物質が制限されており、新規有用物質の獲得が困難になりつつある。そこで本研究では、培養に依存せず有用代謝物生産能を直接評価するスクリーニング手法を開発する。その手法として、顕微ラマン分光法と単一菌体からの遺伝子解析手法を融合させることにより、非標識に微生物の生体成分に基づいたスクリーニングを行い、さらに遺伝子解析により生理活性物質生産菌体の同定や新規生合成遺伝子獲得を目指す。 本年度はスペクトル解析手法として取り入れている多変量スペクトル分解法 (MCR-ALS) について多様な試料における化合物検出に取り組んだ。具体的には、場所特異的な物質の検出ではなく、時間経過に伴う物質濃度の変化に着目して解析を行うなど、試料ごとにMCR-ALS手法の最適化を行うことで、通常の解析行程では検出が困難であった生理活性物質についても検出を可能にした。さらに、前年度試料の劣化に伴い遺伝子増幅が不可能であった環境試料について新たにサンプリングを行った結果、遺伝子増幅に成功し微生物種の同定、生合成遺伝子の獲得に至った。 本研究を通して、ラマン分光法及び多変量解析を用いることで多様な生理活性物質生産菌体の検出に成功し、さらに、生理活性物質生産菌体として検出された菌体について遺伝子解析が可能となったことから、新規スクリーニング手法として本手法の有効性が示された。
|
Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(12 results)