Project/Area Number |
15J07507
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Ecology/Environment
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山本 誉士 名古屋大学, 環境学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | キャリーオーバー効果 / データロガー / 無条件兄弟殺し / 非繁殖期 / 採餌行動 / カツオドリ / 繁殖投資量 / 安定的戦略 / 適応 / 行動 / キャリーオーバー |
Outline of Annual Research Achievements |
環境照度を記録するデータロガーを用いてカツオドリ成鳥の非繁殖期の移動を調べた結果、北は黄海から南はパプアニューギニア北方まで、彼らの越冬海域は個体により様々であることが明らかになった。また、移動を複数年記録した個体のデータを解析したところ、各個体は複数年で同様の移動パターンを示していた。一方、渡り開始のタイミングは当該年度の繁殖成績が関係しており、繁殖に失敗した年は繁殖に成功した年よりも早く繁殖地を渡去していた。非繁殖期間の日数は個体内で大きく変動しないため、繁殖に失敗した個体ほど翌年に繁殖地に戻ってくる時期が早い。本種では個体間で産卵時期に約2か月の幅があるが、前年度の繁殖成績が当該年度の繁殖時期に影響していることがわかった。 繁殖期にはカツオドリは約40km圏内の沿岸域で主に餌を採っており、また日中のみ採餌していた。そのため、採餌努力量の大幅な増加は限られ、2雛を育てることで育雛期間が長くなる、もしくは各雛の巣立ち体重が軽くなることが予想される。本研究課題のこれまでの結果から、巣立ち時期が遅くなるほど幼鳥の生存率は低下することが示唆されており、無条件兄弟殺しは雛にとって給餌量の増加および早い巣立ちタイミングという利点があると考えられる。一方、現在までの研究結果からは、親にとっての利点について妥当な理由は不明である。一つの可能性として、本種は環境の季節変化が乏しい熱帯海域で繁殖するため、親鳥は餌資源の良い年には2雛育てるという日和見的な繁殖形質が維持されているのかもしれない。この点については今後さらに検証が必要である。また、上記の研究に加え、繁殖投資量がその後の行動に及ぼす影響についての一般性を調べる為、1シーズンに複数の卵を産むウミネコについても同様のデータ解析をおこない、本種においても雛数が多いほど非繁殖期の採餌活動量が増加することが明らかになった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(48 results)
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[Journal Article] Inter-annual climate variability affects foraging behavior and nutritional state of thick-billed murres breeding in the southeastern Bering Sea2018
Author(s)
N. Kokubun, A. Takahashi, R. Paredes, R. C. Young, N. N. Sato, T. Yamamoto, D. M. Kikuchi, E. Kitaiskaia, M. Ito, Y. Watanuki, A. Will, R. Lauth, M. D. Romano, A. S. Kitaysky
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Journal Title
Marine Ecology Progress Series
Volume: 593
Pages: 195-208
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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[Journal Article] Geographical variation in body size of a pelagic seabird, the streaked shearwater Calonectris leucomelas2016
Author(s)
Takashi Yamamoto, Hiroyoshi Kohno, Akira Mizutani, Ken Yoda, Sakiko Matsumoto, Ryo Kawabe, Shinichi Watanabe, Nariko Oka, Katsufumi Sato, Maki Yamamoto, Hisashi Sugawa, Kiyotaka Karino, Kozue Shiomi, Yoshinari Yonehara and Akinori Takahashi
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Journal Title
Journal of Biogeography
Volume: 43
Issue: 4
Pages: 801-808
DOI
NAID
Related Report
Peer Reviewed / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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