分布限界域に生育するマングローブの生理生態特性とストレス応答の評価
Project/Area Number |
15J07750
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Forest science
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
立石 麻紀子 鳥取大学, 乾燥地研究センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | マングローブ / 樹液流計測 / オヒルギ / 北限 / メヒルギ / ヤエヤマヒルギ |
Outline of Annual Research Achievements |
マングローブは熱帯から亜熱帯地域の河口汽水域に広がる樹木群の総称であり、津波被害の軽減効果や生産性も高く評価されるにも関わらず、世界各地で衰退が報告されており、現存するマングローブ林の保護や再生への取り組みが東南アジアを中心に試みられている。しかし、マングローブ林の潮汐や塩分濃度などの物理環境条件のわずかな違いがその生育に影響を及ぼすため、その生理生態的特性を明らかにすることを目的とし、マングローブ樹木の蒸散特性とストレス応答を二つの異なるサイトにて明らかにすることを試みた。 対象地には、比較的健全個体が残る健全区と、枯死個体が目立つ衰退区の二箇所のプロットを設置し、樹液流計測、水ポテンシャル測定、光合成測定を行った。8月の最大樹液流速は衰退区で67.55±13.08 g m-2 s-1, 健全区で45.32±13.73 g m-2 s-1 となっており、衰退区の方が大きかった。日中の水ポテンシャルは衰退区で-3.07MPa, 健全区で-3.47 MPa であった。光合成モデルの適用により求められたJmax は衰退区と健全区でそれぞれ86,87 μmol m-2 s-1、Vcmax は60,59 μmolm-2 s-1 であり、両区の間で大きな違いはみられなかった。 現在までのところ、個体の生理状態については、健全区よりも衰退区でとくに悪化しているという結果は得られなかった。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)