群発地震・繰り返し地震から明らかにする全世界の地震発生帯の多様性とその原因究明
Project/Area Number |
15J08193
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Solid earth and planetary physics
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西川 友章 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2017: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 群発地震 / 繰り返し地震 / スロースリップ / プレート境界 / 沈み込み帯 / ETASモデル |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度の前半に、昨年度までに作成した全世界群発地震カタログに関する論文をJournal of Geophysical Research誌に発表した。その際、査読者の指摘に基づき、本研究で提案する群発地震検出法の特徴や限界に関し詳しい追加解析を行った。本研究により客観的な検出基準に基づく全世界群発地震カタログを初めて作成することができた。また全世界の群発地震活動と沈み込むプレートの屈曲に正の相関があることを明らかにした。これは群発地震と群発地震を誘発するスロースリップの発生メカニズムを解明する上で重要な知見である。これらの研究成果は、日本地球惑星科学連合連合大会においても発表され、学生優秀発表賞を受賞した。平成29年度後半は、昨年度に行った茨城県沖における群発地震活動解析・繰り返し地震解析の結果を整理し、さらに追加解析を行い、研究成果を学会誌に投稿した。本研究により1982年・2008年茨城県沖地震の震源域内でスロースリップが繰り返し発生していることが明らかとなった。さらに、特に規模の大きなスロースリップが1982年、2008年茨城県沖地震の数日前に発生していたことが示唆された。これは今後の茨城県沖における大地震発生予測にとっても重要な知見である。以上の研究活動に加え、メキシコやニュージーランドにおいて地域的な地震カタログを使用し、より小規模な群発地震活動の検出にも取り組んだ。これらの研究成果の一部は、日本地震学会秋季大会において発表された。 本年度は、主にこれまでの研究成果の整理や追加解析、論文執筆・改訂に時間が割かれ、当初予定されていたバヌアツ海溝などにおける繰り返し地震解析は実施することができなかった。しかし、その一方、研究成果を二編の論文として学会誌に発表・投稿することができた。また、地域的な地震カタログを使用した群発地震解析という新しい研究の萌芽も得られた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)