閉鎖性水域における干潟・藻場生態系に対する貧酸素・青潮影響の解析
Project/Area Number |
15J08252
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Hydraulic engineering
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
比嘉 紘士 横浜国立大学, 理工学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 青潮 / 貧酸素水塊 / 人工衛星リモートセンシング / 東京湾 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,東京湾における青潮,貧酸素水塊の軽減策を提案するための第一段階として,青潮と貧酸素水塊の動態を詳細に把握し,干潟・藻場生態系に対する影響を適切に評価することを目的としている.初年度の成果として,青潮発生時に船舶による現地観測によって多地点を回り,青潮の水平,鉛直的な動態を把握した.水温,塩分を測定することにより,青潮時の水塊の密度構造を捉え,溶存酸素(DO),濁度から貧酸素・無酸素水塊,青潮水の3次元的な動態を把握した.その結果,青潮が発生していた領域より沖側の地点において中層濁度のピークが確認された.水温と塩分から水塊の起源を確認すると,青潮水塊が離岸風によって表層水と混合しながら,沖側の中層に入り込みながら流出していた可能性が示唆された. さらに,青潮が発生していた地点において海面の光の反射率を測定した.この結果から,地点ごとにおける青潮の光学的な特徴を光のスペクトルとして把握した.測定した光の反射率の結果に基づき,人工衛星リモートセンシングのための青潮分布推定モデル開発した.開発した青潮推定モデルを静止海色衛星に適用することにより,青潮の空間分布を把握することが可能となった.また,開発したモデルは,過去から現在までの衛星画像に適用可能であり,過去の青潮の挙動について把握可能であり,また今後の青潮モニタリングにも活用できる可能性がある. 以上のように今年度は,青潮の動態を詳細に観測し,青潮の光学特性から人工衛星リモートセンシングによる青潮分布推定を可能にすることにより,青潮の空間的な挙動を把握することに成功した.これらは,現在開発中である青潮の数値シミュレーションのための検証データとしても有効であると考えられる.
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)