自然免疫応答を制御する新規ヒト免疫受容体CD300Hの機能解明
Project/Area Number |
15J08253
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
新妻 耕太 筑波大学, グローバル教育院, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2017: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | CD300ファミリー受容体 / パトローリング単球 / 骨髄球系樹状細胞 / SNP / 骨髄球形樹状細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト新規免疫受容体CD300Hの機能を in vitroにおいて解析し、ヒト生体内における役割を明らかにする。昨年度はCD300Hのリガンドを探索するためのツールとして、CD300Hの細胞外部位とヒトIgGのFc部位を融合させたキメラタンパク質を樹立・使用しメンブレンにプロットされた脂質Xに強い結合を示すことを明らかにした。今年度はCD300Hの生理的役割を明らかにするため、脂質XがCD300Hの機能的なリガンドであるかの検討を行った。 CD300Hと脂質Xの物理的な結合を明らかにするため、ELISA法による検証を行った結果、予想に反してCD300Hキメラタンパク質は脂質Xに対する特異的な結合を示さなかった。 また、脂質Xが細胞上のCD300Hを刺激してシグナルを伝達するか検討するため、CD300Hレポーター細胞を用いた実験を行なったが、プレートコートした脂質XはCD300Hレポーター細胞のGFP発現を誘導しなかった。以上の結果から、CD300Hキメラタンパク質はメンブレン上の脂質Xに結合を示すものの、脂質Xは機能的なリガンドではないことが明らかになった。 次にCD300Hレポーター細胞を用いてリガンドのスクリーニングを実施したところ、マクロファージ細胞株であるRAW264.7細胞をLPSで刺激するとCD300Hリガンドが産生されることが明らかになった。CD300分子群は脂質を認識する受容体群であるため、CD300Hのリガンドも脂質である可能性が高いが、本年度で同定には至らなかった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)