Project/Area Number |
15J08845
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Education
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大貫 守 京都大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2017: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2016: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2015: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 科学教育 / 教育方法 / カリキュラム / プロジェクトにもとづく科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、米国の学習科学を中核に据えた探究カリキュラム(次世代型探究カリキュラム)の独自性や意義と課題を明らかにし、日本の探究カリキュラム開発への示唆を得ることを目的としている。本年度は、昨年度に課題として残されていたクレイチェック(J.S. Krajcik)氏がPBS(Project-Based Science)のルーツとしている1950年代後半に生じた米国の科学教育のカリキュラム改革運動(Curriculum reform movement)で、ロバート・カープラス(Robert Karplus)が作成した「科学カリキュラムの改善研究(Science Curriculum Improvement Study:SCIS)」について検討を文献調査を中心として行った。加えて、このカープラスの科学教育論に学びつつ、自身の科学教育論を構築してきた人物であるロジャー・バイビー(R.W. Bybee)の理論と実践について、氏がディレクターを務めてきた1980年代後半からの生物科学カリキュラム研究(Biological Science Curriculum Study)の理論と実践に焦点を合わせ検討してきた。 この中で、カープラスが、トマス・クーンやジャン・ピアジェの理論に依拠しつつ、探究的な学習を促す教授およびカリキュラム設計のモデルとして、学習サイクルと呼ばれる「探索―発明―発見」の3つの段階からなるモデルを構築してきたことを明らかにした。加えて、バイビーが、この理論の内実をより精緻なものにして、拡張するものとして「関与―探索―説明―精緻化―評価」の5つの段階からなる5E指導モデルを構築してきたことが明らかになった。特に、5E指導モデルでは、科学的な概念だけでなく、科学とは何かという科学の本質にかかわる内容の教授をすることをも内包していたことが明らかになった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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