フォトアフィニティーラベリング法を用いた天然物OSW-1結合タンパク質の同定
Project/Area Number |
15J08917
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Biomolecular chemistry
|
Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
山田 里佳 東京農工大学, 工学府, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
|
Project Status |
Declined (Fiscal Year 2016)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 天然物を基盤としたプローブの開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
【背景・目的】抗癌活性天然物OSW-1は、癌細胞選択的かつ強力な抗癌活性を有する。本研究では、OSW-1のフォトアフィニティープローブを合成し、OSW-1に直接結合し、抗癌活性に関わるタンパク質を探索し同定することを目的とした。これにより、OSW-1の分子レベルでの作用機構を解明することができると期待された。また、OSW-1結合タンパク質を標的とした創薬への応用も期待できた。 【結果】まず、球根試料よりOSW-1を単離した。合成条件を最適化し、OSW-1に光反応基および検出基を導入したOSW-1フォトアフィニティープローブを、2工程収率61%と比較的良好な収率で合成することを達成した。合成したプローブはOSW-1の強力な抗癌活性を保持した。 次に、合成したプローブがOSW-1結合タンパク質を検出可能なプローブであることを、モデル結合タンパク質BSAを用いて示した。本研究成果を、Asian journal of organic chemistry誌に速報論文として発表した。 さらに、簡便にOSW-1結合タンパク質を探索・同定可能なOSW-1ビオチンフォトアフィニティープローブを合成した。合成したビオチンフォトアフィニティープローブは抗癌活性を保持し、既知のOSW-1結合タンパク質であるOSBPを捕捉可能であることを確かめた。 今後、癌細胞溶解液及び生細胞中において、本プロ―ブを用いてフォトアフィニティーラベリングを行い、MS解析によりOSW-1結合タンパク質の探索及び同定を行う予定である。
|
Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Report
(1 results)
Research Products
(4 results)