災害下におけるソーシャルキャピタル・メンタルヘルスの行動経済学的研究
Project/Area Number |
15J09313
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Economic policy
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岩崎 敬子 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | ソーシャルキャピタル / メンタルヘルス / 災害 / 損失回避 / ロスアバージョン / 東日本大震災 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、東日本大震災の原子力発電所事故に伴い避難を余儀なくされ、現在も全国で避難を続けられている福島県双葉町の住民を対象とした独自のアンケート調査を実施し、その分析を行うものである。災害復興の鍵概念として注目される「ソーシャルキャピタル(SC)」の綿密な計測を行い東日本大震災の被災地域のより効果的な復興政策の提案や支援につなげること、SCとメンタルヘルスの震災後の変化やその関係、被害の違いによる影響の違いを検証すること、自然災害という状況を用いた従来の経済モデルの厳密な検証を行うことを目的としている。 本年度は研究計画の通り、既に収集されたデータを用いた分析・学術論文発表と、第4回目のアンケート調査を実施した。まず、既に収集されたデータを用いた分析・学術論文発表については、双葉町と日本全体や、東日本大震災による津波等で大きな被害があったが原子力発電所事故の直接的な被害はなかった地域で行われた調査のメンタルヘルスの状態の比較と災害後のソーシャルキャピタルとメンタルヘルスの関係の分析を行い、前年度までの学会発表や論文査読の際に頂いたコメント等をもとに論文改訂を進め、Natural Hazards誌で発表した。さらに、自然実験の状況を活かしたロスアバージョン理論の検討についての分析を進め、国際学術誌へ投稿した。 次に第4回目のアンケート調査については2017年12月に双葉町全世帯主を対象として実施し、震災後のメンタルヘルスやソーシャルキャピタルの変化を計測した。そして、分析結果をまとめて、双葉町長含む町役場の皆さまに報告させて頂いた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)