子の世話、雛擬態、及び装飾の共進化とその因果関係の解明
Project/Area Number |
15J10000
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Ecology/Environment
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Research Institution | The Graduate University for Advanced Studies |
Principal Investigator |
長谷川 克 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 雛擬態 / 装飾 / 性選択 / 好み |
Outline of Annual Research Achievements |
「生体内でのホルモンを介した機械的連鎖」については、1本目の論文(Hasegawa et al. 2017b)が出版され、現在は2本目の論文を投稿している。「個体群間の関係」についてはデータ収集を終え、現在解析中となっている。「種間での関係」については本年度3本の論文を出版している(Hasegawa & Arai 2017a, 2018b,c)。このうち1本は当初から重きを置いていた雛擬態の進化を扱ったものであり、雛擬態と装飾の進化が子育て行動の進化によって真逆の影響を受けることを示している。さらに、当該論文では、雛擬態の進化が、子育ての進化にも影響することを示すことができ、両者の進化が共依存的であることを明らかにしている。残り2本では装飾の進化および、これに伴うコストについて報告している。これらに加えて、複数の装飾の相互作用や(Hasegawa & Arai 2017c)、これまでの研究をまとめた総説も出版することができた(Hasegawa 2018)。当初予定した「実験操作による行動測定」については条件が揃わず、実験を遂行することができずに延期となってしまったが、過去にとれたデータを再分析することで雛擬態の効果について明示した(Hasegawa & Arai 2018a)。一連の研究を通して、実験操作による行動測定以外の項目については概ね予定通りに研究を行ない、論文化することができたように思う。二次性徴とは別に雛擬態という魅力があるために、子育ての有無によって真逆の表現型が進化することがわかった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(22 results)