科学的宗教理論の批判的研究―歴史的・宗教学的・社会的観点から
Project/Area Number |
15J10247
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Religious studies
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤井 修平 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 進化心理学 / 宗教認知科学 / 反宗教的思想 / 無神論 / 科学的宗教理論 / 創造論 / 進化論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究計画として挙げたものは、(1)科学的宗教理論と既存の宗教理論との比較及び(2)科学的宗教理論の社会的背景の解明である。 このうち、(1)については、科学的宗教理論と既存の宗教理論の共通点・相違点を明らかにするために、前者として進化心理学・宗教認知科学の文献を、後者として宗教学者ミルチャ・エリアーデの文献及びエリアーデに関する研究を分析した。 以上の研究成果は、2016年8月の日本進化学会における「進化はなぜ「進歩」だと理解されるのか―人文諸科学における「進化」の語の由来と発展―」及び2016年9月の日本宗教学会における「エリアーデ研究の現況と現代におけるエリアーデの意義」として公表を行った。 (2)については、科学的宗教理論の成立する社会的背景として、米国及び英国における反宗教思想の現状の調査を行った。そのために無神論・世俗主義・ヒューマニズムを推進する組織の書籍を分析したほか、英国においてヒューマニズム組織の開催する集会の観察を行い、その実態を調査した。また、日本国内における科学と宗教思想との結びつきを明らかにするために、仏教と科学の関わりについての文献や団体の活動の調査を行った。 以上の研究成果を前年度に行った調査結果と合わせ、論文及び学会発表において公表した。国外の反宗教思想についての研究成果は宗教情報リサーチセンター刊行の『ラーク便り』に研究ノートとして発表した。日本国内における科学と宗教思想との結びつきに関しては、中央学術研究所刊『中央学術研究所紀要』に「現代日本における仏教と科学の関わり:「科学と宗教」の観点から」として発表した。これに加えて、学会International Society for Historians of Atheism, Secularism, and Humanismの大会において日本国内の反宗教思想についての発表を行った。
|
Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(8 results)