河川水位・氾濫面積のデータ同化手法の開発及びマルチスケール洪水警報システムの構築
Project/Area Number |
15J10456
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Hydraulic engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鳩野 美佐子 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2017: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 全球土砂動態モデル / 土砂観測データベース / 土砂動態 / 陸域モデル / 洪水 / 河川氾濫 / 大気陸面相互作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は河川中の土砂濃度・土砂輸送量の観測データ収集及び土砂動態モデルの検証を重点的に進めた。 全球土砂動態モデルの検証を行うために主にインターネット上で公開されている世界中の土砂濃度や土砂輸送量の時系列データを中心に収集し、一部は論文著者から直接入手した。それぞれの観測データの対象地域は全球(GEMS/Water)、アマゾン(HYBAM)、アメリカ(USGS)、オーストラリア(QLD)、カナダ(HYDAT)、中国(CHDP)、日本(MLIT)である。一部重複しているが、合計4505地点の観測データを入手することができ、最も古いものは1929年のものであった。現段階では上記7つの機関や研究チームからデータを入手しているが、地域性には偏りがあるため観測データを増やし検証可能な地域を増やす予定である。 前年度まで開発を進めていた全球土砂動態モデルに計算安定化スキームや水理レジームの考慮など改良を加えた上で検証を行った。空間解像度は0.5度であり、1979年から2000年までシミュレーションを行った。浮遊砂輸送量の相関係数は42地点中41地点で有意な相関を示している。これは検証地点として選定された流量の再現性が比較的高い地点では浮遊砂輸送量の季節変動もよく再現できていることを意味する。誤差率が既往研究により許容範囲内とされる55%を下回る地点は42地点中浮遊砂輸送量では18地点であった。これにより季節変動は再現できているが浮遊砂輸送量のピーク値などの再現性はまだ改善が必要であることが分かった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)