Project/Area Number |
15J10790
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Religious studies
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
本間 美穂 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 宗教 / 宗教と福祉 / 修復的司法 / 修復的正義 / アメリカ / 宗教系NGO / 被害者支援 / 加害者支援 / faith-based organization / 司法福祉 / 赦し / 和解 / スピリチュアルケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、北米の宗教者・宗教団体による修復的司法(Restorative Justice, RJ, 修復的正義)運動を主要考察対象とし、その展開過程を解明するとともに、(犯罪)被害者及び加害者の救済観の特徴を明らかにすることを目的としておこなわれた。 修復的司法(正義)運動は、オルタナティブな紛争解決の在り方を目指すものであり、この運動の展開過程において、キリスト教メノナイト派の活動が影響してきたと指摘されてきた。これについて、本研究では、メノナイト派以外の他のキリスト教諸教派や宗教系NGO・NPOの活動をも含めた修復的司法(正義)運動の展開過程について文献調査を進めた。また、本年度は、日本の宗教者・宗教団体による修復的司法(正義)受容も視野に入れてきた。これにより、修復的司法(正義)運動が、宗教者・宗教団体による被害者支援及び加害者支援の在り方に変化をもたらしたことが明らかとなった。修復的司法(正義)論の宗教的背景についても研究を進め、犯罪や刑事司法をめぐる諸問題への応答を探求する際に根拠とされる正義観の分析を試みた。これらの研究の成果については、学会発表による公表をおこなった。 なお、本年度は特別研究員を中途辞退したため、当初計画していた北米における現地調査を行うことができなかった。しかし、その他の残された研究計画の遂行及び研究成果の公表については、採用期間終了後も引き続き取り組んでいく所存である。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)