Project/Area Number |
15J10794
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
青山 幸恵子 東京大学, 薬学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2017: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 自然免疫 / ウイルス感染防御 |
Outline of Annual Research Achievements |
ウイルス感染が起こった時、細胞内においてウイルス由来核酸は“非自己”として認識され、抗ウイルス作用のあるインターフェロンの分泌や感染細胞のアポトーシスといった抗ウイルス応答が引き起こされる。これまでの研究で、RIG-I Like Receptors(RLRs)がウイルスRNAの認識を担う分子であることが明らかにされてきた。さらに、ウイルスRNAを認識したRLRsは、下流の共通アダプター分子IPS-1と結合することによってそれを活性化し、抗ルイス応答を惹起することが明らかとなっている。IPS-1のノックアウトマウスは野生型と比べ様々なウイルスに対する抵抗性が失われることが報告されており、この事実からもIPS-1が抗ウイルス応答の重要な鍵分子であることが分かる。しかしながら、RLRsによるウイルス認識機構やIPS-1活性化の詳細なメカニズムには未解明な点が多く残されている。我々はウイルス認識や抗ウイルス応答誘導に重要な役割を果たす新たな分子が存在するのではないかと考え、質量分析によるIPS-1結合因子の網羅的探索を行った。そしてIPS-1の新たな結合因子候補としてRNA結合タンパク質を得た。機能解析の結果、このRNA結合タンパク質はウイルス感染時のインターフェロン発現やアポトーシスなどの抗ウイルス応答誘導に必須の役割を果たすことが明らかとなった。さらに、これまでこのRNA結合タンパク質は核において機能すると考えられてきたが、細胞質にも局在することが観察され、核だけでなく細胞質においても機能する可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)