Project/Area Number |
15J10871
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied microbiology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
水池 彩 東京大学, 農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2017: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ホスファチジルセリン / Sec14ファミリータンパク質 / 脂質輸送 / 出芽酵母 / ミトコンドリア / ホスファチジルエタノールアミン |
Outline of Annual Research Achievements |
Saccharomyces cerevisiaeのSec14ファミリータンパク質の一つをコードするSFH1は、ミトコンドリアでのホスファチジルエタノールアミン (PE)合成に関わるPSD1の破壊株の非発酵性炭素源培地におけるエタノールアミン要求性のマルチコピーサプレッサーとして取得された。SFH1の高発現によりPSD1破壊株のPE量がエンドソーム、ゴルジ体、液胞でPE合成に関わるPsd2依存的に回復することが確認されたが、Sfh1の機能は不明であった。本年度は、Sfh1はPEやホスファチジルセリン (PS)の合成酵素の発現量や活性を変化させないが、PSの蛍光アナログであるNBD-PSを人工膜間で輸送する能力を有すること、Sfh1は酵母細胞内でPSを含む様々なリン脂質と結合していることを明らかにした。これまでに本研究で行ったSfh1の局在解析の結果と合わせ、Sfh1はPsd2が局在するエンドソーム、ゴルジ体、液胞に基質となるPSを輸送することでPE合成を亢進する可能性が示唆された。また、SFH1の破壊によりPSD1破壊株のリン脂質組成が変化すること、非発酵性炭素源培地における生育が悪化することを示し、内在性のSfh1がリン脂質の合成・代謝に関与している可能性が示唆された。 SEC14は必須遺伝子であるのに対して、SEC14の5つのホモログSFH1-5は破壊しても生育にほとんど影響が見られず、それらの機能には未解明な点が多い。SEC14の温度感受性変異株は同時にオキシステロール結合タンパク質ホモログ遺伝子OSH4を破壊することにより制限温度での生育が回復することから、この株においてさらにSFH1-5を全て破壊した株を作製し、生育を解析した。その結果、この株は制限温度下、富栄養培地で増殖が見られなかったことから、Sfh1-5がSec14と重複する機能持つことが示唆された。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)