非可視微小癌に対する次世代マイクロビーム放射線治療
Project/Area Number |
16023207
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
白土 博樹 北海道大学, 病院, 助教授 (20187537)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
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Keywords | 放射線治療 / マイクロビーム / ポジトロン・エミッション |
Research Abstract |
(1)BGOシンチレータと位置検出型光電子増倍管とコリメータにて局所的ポジトロン・エミッション位置決め装置(以下、FPEL, focal positron emission localizer)を開発した。本装置は、Positron検出器と計測部と表示部からなる。 (2)電子増倍管からの信号を入力とする多チャンネル型の増幅器とデイスクリ部の回路を作成した。検出部より入射したパルスは、増幅器で一端増幅された後、デイスクリ回路にはいり、デイスクリレベル(0.5V)を超えたパルスは、波形整形され出力コネクタより出力できるようにした。この回路の動作確認および基本性能のチェックを行い、安定性が確認できた。 (3)北海道大学のアイソトープセンターにおいて、FPELから50mm離れた平面で、160x160mmの範囲で4mm毎のポジトロン・エミッッターの2次元位置を10s毎に把握できるようになった。このデータ収集時間は、任意に変更が可能であり、今後の実験室系での研究において、最適な収集時間を決定していくことが可能であるようにした。 (4)FPELからの信号をリアルタイムにパソコン上に表示することも可能とした。また、これをデータとして保存し、累積データの画像表示や解析を行うことを可能とした。 (5)FPELの時間的精度と空間的精度を、F18-フルオロデオキシグルコースを用いて検討し、各位置検出型光電子増倍管間の感度に大きなばらつきがないことを確認した。 (6)FPELの能力として、微視的癌細胞からのどのくらいの微弱信号までを拾えるか、については、コリメータの形状の影響が大きく、さらなる改良の余地があることが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)