4'-thioRNAによるRNA干渉の基礎研究とがん遺伝子への展開
Project/Area Number |
16023209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
南川 典昭 北海道大学, 大学院・薬学研究科, 助教授 (40209820)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | RNA干渉 / 核酸医薬 / siRNA / RNA / 4'-thioRNA / ルシフェラーゼ |
Research Abstract |
既に申請者は4'-チオリボヌクレオシドユニットを用いてpGL2ルシフェラーゼ遺伝子をターゲットとした各種修飾RNA(4'-thioRNA)を化学的に合成し,この化学修飾siRNAがRNAi効果を示すことを見い出している.本研究ではさらに詳細なmodification-activity相関を検討した.まず2本鎖のそれぞれを5'側,中央部,3'側の3つのパーツに分け,それぞれを4'-チオリボヌクレオシドで修飾したsiRNAについてRNAi効果を調べた.その結果センス側の修飾についてはいずれの場合も天然型siRNAとほぼ同程度のRNAi効果が観察され,化学修飾に対して許容であることが明かとなった.一方,アンチセンス側の修飾では中央部の修飾でRNAi効果の大きな減少が見られた.これにより4'-チオリボヌクレオシドによる化学修飾の部位は標的RNAの切断位置付近を避けることが望ましいことが示唆された.また中央部を修飾しない場合でも,アンチセンス分子のgapmerにならって,5'側ならびに3'側の6残基ずつを修飾した場合ではRNAi効果はほぼ消失する結果となり,RNAi効果は修飾数ならびに導入様式に大きく依存することが明かとなった.さらに申請者は4'-チオリボヌクレオシドによる化学修飾の有効性を検討する目的で2'-O-メチルヌクレオシドによる修飾siRNAとの活性比較を行った.2'-O-メチルヌクレオシドはsiRNAの化学修飾の有望なヌクレオシドユニットの一つである.上述した修飾様式と同様のsiRNAを合成し,そのRNAi効果を比較した結果,センス鎖の修飾では4'-チオリボヌクレオシドによる修飾の場合と同様,化学修飾に対して許容であったのに対して,アンチセンス鎖の修飾ではそのRNAi効果は4'-チオリボヌクレオシドによるものよりも大きく低下する結果となった.これにより4'-チオリボヌクレオシドによる化学修飾が有用であることが確認できた.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)