侵襲下代謝動態を調節する腸管グルカゴンプロセッシングの制御
Project/Area Number |
16659495
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Emergency medicine
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
丹正 勝久 日本大学, 医学部, 教授 (10130551)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 腸管グルカゴン / ゲル濾過 / 生体侵襲 / エネルギー代謝 |
Research Abstract |
目的 外傷症例、急性腹症症例の過大侵襲症例を対象として、侵襲下の腸管におけるグルカゴンプロセッシングの様式を検討する。さらに、腸管栄養素とされるグルタミンがこの腸管プロセッシングの変化に及ぼす影響について検討する。 対象症例、方法 APACHE II score 12点以上の生体侵襲度の強い、外傷、急性復症症例22を対象とした。緊急手術後2日目にグルカゴン関連ペプタイドの測定を行うとともに、ゲル濾過法にてその分子型の検索を行い、その溶出パターンからグルカゴンプロセッシングの様式を検討した。さらに、緊急手術施行8例について、経管的に腸内にグルタミンを投与する群、非投与の群の2グループに割り付けを行い、同様の検討を行った。 結果と現在までの考察 22例のうち18例(81%)で、健常者と異なる、分子量8000の特異なグリセンチン類似ペプタイド(研究者はGLLPと命名)の出現を認め、通常とは異なる特異なプロセッシングが進行することが推察された。このプロセッシングはその溶出パターンから腸管におけるプロセッシングであることは明確である。グルタミン投与の影響については、現在までに投与群4例、非投与群4例について検討した。グルタミン投与群では、全例、GLLPの出現を認めた。これに対し、非投与群では3例にGLLPを認めたが、1例で認めなかった。過去の検討から、このGLLPを産生する特異な腸管グルカゴンプロセッシングは、恐らく生体の侵襲に対するエネルギー代謝適応現象と推察され、この適応現象は腸管に強い虚血その他の傷害を生じると、障害されるものと推察している。グルタミン投与を行うと、この適応現象(GLLP産生プロセッシング)が障害されることなくスムーズに進行する可能性が推察される。今後、検討を続行する。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)