体育授業場面の期間記録法に関する新しいアウトプットの提案と作成ソフトウェアの開発
Project/Area Number |
16700445
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Physical education
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Research Institution | Biwako Seikei Sport College |
Principal Investigator |
小松崎 敏 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 講師 (90367912)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 体育授業 / 体育授業場面の期間記録法 / 時間的割合 / 出現頻度 / 出現順序 / ソフトウェア |
Research Abstract |
本研究では,従来の体育授業における期間記録法によって測定したデータ(授業場面の時間量,頻度,出現順序)を,実際の授業に対してより忠実に,簡便にビジュアル化する「アウトプット」を提案するとともに,その出力方法を体育科教育の研究者のみならず,現職教員がコンピュータ上ですぐに利用することが可能な「ソフトウェア」の形で無償提供することを目的とした. 平成17年度においては,平成16年度に作成したプロトタイプソフトウェア「期間記録の計算機」をさらに洗練させるため,インターフェースの見直しや,グラフ作成プロセスの簡易化をめざした. 体育授業場面は,インストラクション(学習指導),マネジメント,運動学習,認知学習という主要4場面によって構成される.これらの場面に配当された時間的割合と出現頻度にくわえて,出現順序をもビジュアルに表現するため,横軸に授業開始から授業終了までの時系列をとり,縦軸に各授業場面に配当された時間量をヒストグラムで表現するようなアウトプット案(グラフ)を考案した.グラフの作成には,表計算ソフトウェアMicrosoft Excelのグラフ作成機能を利用した.たとえば,授業開始直後から3分20秒まではインストラクション場面(I)に費やされ,その後から4分10秒まではマネジメント場面(M)に充当されたとするならば,「I 3.20」「M 4.10」という形式にしたがってデータ入力をする.入力終了後に「集計ボタン」をクリックすれば,グラフが作成されるようにした. この「期間記録の計算機」を研究者や現職教員に配布する方法については,現時点ではCD-ROMによる他ないが,Webサーバを利用したダウンロード形式への切り替えを検討しており,今後も本研究を継続して実施していく予定である.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)