Project/Area Number |
16700522
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Eating habits, studies on eating habits
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
津久井 学 関東学院大学, 人間環境学部, 講師 (60341947)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 動的粘性 / チキソトロピー / 粘質物 / 糖タンパク質 / 糖鎖 / 粘度 / 多糖 / 等電点電気泳動 |
Research Abstract |
(1)ヤマイモ、オクラおよびモロヘイヤの摩砕物およびこれより調製した粘質物の動的粘性について比較検討した。3試料ともに、ずり速度の増加に伴い分子間会合が弱まることによる粘度低下がみられた。再度、増加時と同じ割合で速度を低下させたところ、ずり速度の減少に伴い粘度の復元がみられ、その挙動は増加時の粘度挙動に比べ低い挙動であった。なお、流動挙動はずり速度の増加に伴うずり応力の増加がみられ、粘度挙動と同様にずり速度を低下させると増加時に比べ低い挙動を示し、いずれもチキソトロピー流体であった。なお、3試料から粘質物を調製し、同様に検討したところ、摩砕物と同じ粘性および流動挙動を示し、得られた粘質物はこれら粘性の本体であることを確認した。 (2)ヤマイモ粘質物の主体である糖タンパク質には、主要な32kDa(A)とマイナーな(B)の2種類が存在し、これらが糖鎖を介し、数〜十数分子会合することによって粘性を発現する。しかし、その糖鎖構造は不明である。そこで、糖タンパク質の約94%を占めていた主要粘性糖タンパク質32kDa(A)の糖鎖構造について検討した。2-Me非還元下のSDS-PAGEにて分離した32kDa(A)より、NおよびO結合型糖鎖をそれぞれ特異的酵素により切りだした後、PA化、FPLCによる脱塩後、N結合型は2D-マップ法(ODSおよびAmideカラムによるHPLC)にて、O結合型はHPLCにて解析した。その結果、N結合型糖鎖が2種類、O結合型糖鎖が6種類検出され、このうち、粘質物に多くみられるO結合型糖鎖が約90%を占めていた。なお、最も主要な糖鎖はO結合型のうち、重合度4と鎖長の短い糖鎖で、糖鎖全体の約60%を占めていた。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)