各種医用画像診断装置の一般向け原理説明のための原理模型の開発
Project/Area Number |
16700549
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Science education
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Research Institution | ToyamaScience andCulture Center |
Principal Investigator |
市川 真史 富山市科学文化センター, 学芸課, 主任学芸員 (80373489)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
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Keywords | 展示装置 / 科学教育 / 医用画像診断装置 / 磁気共鳴画像診断装置 / 医用X線CT装置 / 超音波エコー診断装置 |
Research Abstract |
医用画像診断装置として多くの場面で用いられている磁気共鳴画像診断装置(MRI)と医用X線CT装置(CT)と超音波エコー診断装置(US)について、人体を傷つけることなく内部の断層画像が撮影できる原理を、科学博物館や科学館などの一般向け施設で、体験を通して理解させうる展示装置の実現方法の開発を目指して研究を行った。 昨年度に行った予備実験やその後の検討をもとに、本研究では「情報の再構成によって見えないモノのカタチも知ることができる」という点に集中して展示装置を試作することにした。観覧者が一つの展示装置から複数の内容を学び取ることは難しく、伝えたい内容を詰め込みすぎると却って理解できなくなるからである。 そこで、対象としている三つの医用画像診断装置の情報再構成の方法を体験でき、その違いを際だたせるような、「絵 」を完成させるパズルを三つ考案した。さらに、これらのパズルを体験的に行える展示の試作装置を作った。MRIについては、正方形が9マス集まった枠を塗り分けるパズルを考案した。どのマスを塗り分けるかは、和音を聞いて音階を聞き分けることで行う。展示装置では、9マスを上段・中段・下段にわけて音を出題し、それぞれ3音の有無を聞き分けて塗り分ける。「ここだよカンコン」と名付けた。 CTは、正六角形が7マス集まった枠を塗り分けるパズルで、展示装置では、半透明および透明の六角柱を7本束ね、LEDの透過光を3方向から観察し、その明暗度から7マスを塗り分ける。「ハニカムパズル」とした。USは、反射板の位置を当てるゲームで、5レーンにビー玉を同時に転がし、戻ってきた着順から壁の位置を推測する「かけっこ着順距離当てゲーム」を製作した。 最新科学を説明するのに、一つの展示装置では一つのことしか言えず、画像再構成部分のみを今回は行った。今後は、情報取得部分、特にNMRの信号取得について行いたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)