20世紀前半期の欧米における中国考古学・古美術研究の批判的検討
Project/Area Number |
16720021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Aesthetics/Art history
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
藤原 貞朗 茨城大学, 人文学部, 助教授 (50324728)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 中国古美術 / 東洋美術史編纂 / 中国考古学 / 東洋学者 / オリエンタリズム |
Research Abstract |
昨年度から継続して、まず、平成18年4月から9月にかけて、当該研究のための基礎データ作成を行い、19世紀後半から20世紀前半期にかけて欧米および目本で刊行された中国美術関連の著作物(英語、仏語、独語、日本語を中心に)の書誌調査を行った。また、同時に、欧州(とくに北欧と東欧の各種機関に所蔵される中国古美術品の由来を調査し、19世紀後半期から20世紀前半期に中国を離れた古美術品をリスト・アップした。 平成18年6月14日には、韓國忠北大学で開催されたシンポジウムに招かれ、本研究一部の成果を発表した。平成18年11月25日には韓國の東アジア美術文化学会に招かれ、同様に、研究成果の一部を公表した。いずれの発表も印刷物となって、前者は公刊済み、後者は公刊予定である。また、この韓國での発表の際に、ソウルの国立博物館や図書館などを訪れ、所蔵品や美術資料の調査を行った。 平成18年10月から平成19年3月にかけては、三年間に亘った調査の成果をまとめるべく、収集した資料を整理し、未公開資料を中心に使用した論文執筆に臨んでいる。未完であるが、今年中の発表を目指している。 平成19年3月5-7日には、台湾の故宮博物院にて、古美術品の調査および資料収集を行った。平成19年3月15-25日には、ドイツのベルリンとドレスデンでの調査を行い、東アジアおよび美術図書館において、所蔵美術資料の調査と資料収集を行った。 また、平成18年1月に日仏美術学会で行った口頭発表のレジュメが当学会の会報25号に掲載されたこと、平成18年10月23日の『産経新聞』夕刊(関西版)に「移り行く植民地時代の記憶」と題するコラムを書き、そこに、本研究の成果の一部を盛り込んだことを書き添えておく。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)