ダーモスコピー画像を用いた悪性黒色腫と色素細胞母斑のサーバ上自動判別システム
Project/Area Number |
16790658
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
岡 博史 慶應大, 医学部, 助手 (00306771)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 悪性黒色腫 / ダーモスコピー / コンピューター解析 / クラーク母斑 |
Research Abstract |
平成14年よりオーストリア、イタリアで集積された悪性黒色腫を含むダーモスコピー画像をコンピュータ解析し、良性のクラーク母斑およびリード母斑と判別するアルゴリズムを開発した。悪性黒色腫59例、色素性母斑242例を使用した判別率は良性悪性の分類において90%以上の成果を得ている。また、このアルゴリズムはサーバ上で動作するようにしており、現在www.dermoscopy.soft.ics.keio.ac.jpより利用することが可能になっている。このサイトへのアクセスはこれまで各国より行われており、症例の集積が同時に行われている。このサーバシステムを広く利用することができるようにスカラ株式会社ど共同で事業化を平成17年2月から開始しており、産学協同プロジェクトとして推進している。クライアントがサーバにアクセスして色素性病変の診断を行うシステムに関して現在特許を申請中である。現在では良性悪性のみを行うことにとどまらず、悪性黒色腫、リード母斑、クラーク母斑のそれぞれを診断するプログラムも作成した。これまでのところ正解率は70パーセント程度であるが、ニューラルネットワークを使用することによりさらに精度が向上することが予想される。また、現在のシステムでは解析不能であった足底病変についても新しいアルゴリズムを作成した。このアルゴリズムは足底で観察されるパラレルパターンを認識し、その変化を特徴量として使用するものであり、この分野では報告がされていない新しい解析手法である。このアルゴリズムもサーバにて利用することが可能である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)