実践力及びカリキュラムマネジメント力の向上を支える保育実践記録活用システムの構築
Project/Area Number |
16H00065
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育学・教育社会学
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
田中 孝尚 神戸大学, 附属幼稚園, 副園長
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Project Period (FY) |
2016
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2016: ¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
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Keywords | カリキュラム・マネジメント / 記録 / ドキュメンテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
○研究目的 幼稚園現場において幼児教育の質を向上させるためには、教師の実践力とカリキュラムマネジメント力の向上が不可欠である。これらの取組を行う際に重要なツールとなるのが保育記録である。保育記録を書くこと、保育記録を使って子どもの学びを発信・共有することなどの取組を通して、子どもの内面理解を深め、子どもの事実を基に自らの実践を振り返り、次の実践に活かしている。そしてこれらの積み重ねによってカリキュラムを改善することにつなげることが重要であると考える。そこで、本研究では、保育記録をカリキュラム改善につなげるシステムのモデルを構築することを目的とする。 ○研究方法 ①保育記録の活用について、クラスの子どもの幼児理解をする、幼児理解に基づく環境の構成や教師の援助を明確にする、カリキュラムの改善に役立てる、保護者へ幼児教育の重要性を分かりやすく発信するなどこれまでの取組を整理し、保育記録活用方策を見据えて記録方法の改善点を明らかにする。 ②保育記録活用システム(案)を構築する。 ③保育記録の改善点及び保育記録活用方策を幼稚園職員で共有する。 ④共有した保育記録活用方策を念頭に置き、日々の実践を通して保育記録の蓄積と活用をすすめる。 ⑤保育記録活用システムを活用し、必要に応じて修正を加え、システムを確立する。 ⑥保育記録活用システムの効果を実践力及びカリキュラムマネジメント力向上の観点から検証する。 ○研究成果 ① 一人一人の幼児理解、実践の振り返り、幼児教育における子どもの学びの発信を通じて、教師の実践力を向上させる保育記録のフォーマットモデル及び保育記録を活用した子どもの学びの発信モデルを明らかにし具体的に提示した。 ② 幼児教育における評価について、子どもの学びの見取りと実践の評価を両立するモデルを提示した。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)