家庭科教員向けのロール・プレイング(アクティブ・ラーニング)研修プログラムの開発
Project/Area Number |
16H00134
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅰ(文科系)C
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
鎌野 育代 島根大学, 教育学部, 准教授
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Project Period (FY) |
2016
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2016: ¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
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Keywords | 中学校家庭科 / ロール・プレイング / 教員研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、家庭科におけるロール・プレイングの教育的効果に関する研究知見を基に、家庭科教員をためのロール・プレイングの研修プログラムを開発すること、さらに家庭科教員のためのロール・プレイングのガイドブックを作成することである。 以下、具体的な研究の方法と内容、その成果についての概要を報告する。 まず、ロール・プレイングの実施は、2016年8月である。対象者は千葉市の家庭科の教員35名で、研修時間は休憩10分を含んだ120分間である。具体的には講義が30分、DVDの視聴が10分、ロール・プレイングについての講義と実践を60分、まとめと振り返りで20分であった。質問紙の内容は、基本調査として学校名、年齢、ロール・プレイングへのイメージ、取り組み状況、研修への興味・関心を聞いた。また、研修の効果を測る尺度として、価値観、認知、技能という視点をもち、質問紙を作成し、研修の前後に実施した。家庭科の教師が、理論と実践がつながるような研修を開発し、研修は3つのステップで構成した。最初に人間関係学の理論を学び、次にロール・プレイングを体験し、その学びをどのように評価するのかという3段階の内容とした。家庭科の教員向けのロール・プレイングの研修は、以下のような分析結果が得られた。 ・家族関係を学習することへの価値観を有意に高める。 ・学習において必要となる知識の認識、授業作りのスキルも有意に高める。 二つ目のロール・プレイングのガイドブックの作成については、松村康平の創始した人間関係学を理論とロール・プレイングの実践が結びつくような構成とした。全部で18頁からなり、第1章 : 家庭科におけるロール・プレイングとは 第2章 : 家族学習の内容 第3章 : ロール・プレイングを始める~準備から評価まで~で構成した。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)