数学的活動を実現する課題学習教材の開発およびその成果の公開と普及活動
Project/Area Number |
16H00293
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
数学
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Research Institution | 愛知県立津島高等学校 |
Principal Investigator |
山田 潤 愛知県立津島高等学校, 教員
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Project Period (FY) |
2016
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2016: ¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
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Keywords | 数学的活動 / 学習教材 / ICT活用 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 研究の目的 数学的活動を実現するために有効なICTの利活用方法, また, アクティブ・ラーニングに対応した教材の開発とその授業実践を行い, その評価方法の検証をするとともに数学的活動を実現する課題学習教材として集約をすすめる。ICTを利活用した数学学習教材の開発推進と数学の授業におけるICTの利用促進と普及を図るために, 授業実践事例を含むICT活用(高校数学向け)ハンドブックを作成する。 2. 研究の内容 教育用ICT関連機器・技術発表展示会や授業事例研究会へ参加し, ICTの授業活用についての情報を収集した。京都大学溝上慎一先生のアクティブ・ラーニング(AL)講演会に参加し, AL型授業における数学的活動の仕方を学んだ。SSH数学教員研究会(筑波大学附属駒場高校)では, 各推進校におけるSSH事業研究報告と会場校および研究会参加者との意見交換をおこなった。校内での現職教育(書画カメラの利用)では, ICTの利用の仕方についての講師を務め, 授業におけるICT機器利用とICT技術を利用した授業の促進に協力した。日数教全国(岐阜)大会(8月4日), 日数教秋期(弘前)大会(10月29・30日), 数学教育学会春季例会(首都大学東京, 3月27日)で研究成果を発表した。研究代表者としてICTの利用方法・学習支援ソフトと数学教材作成用ツールの紹介とその操作方法, ICTを取り入れた学習指導案とその授業実践事例をまとめたICT利用ハンドブックを作成した。 3. 研究の成果 昨年度北海道大会で発表した「数学的活動を生かす学習教材の作成とその指導」によって, 日本数学教育学会より全国大会優秀研究賞を授賞した。これまで継続してきた研究が評価されたものであり, 深く感謝をしている。エキスパート教員(鳥取)研修(12月8日)と木更津高専アクティブ・ラーニング講習会(1月27日)では, 実践授業の講師をさせていただいた。先生方のご協力により, ICT活用ハンドブック(高校数学向け)を作成することができた。このICT活用ハンドブックは, ご協力いただいた先生方の同意を得て数学教育実践報告HP(http://heisei29.webcrow.jp)にアップロードしてあり, 現在, 自由に閲覧ができるようになっている。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)