研究目的 金属材料表面に付着する有機物を除去するには「キャビテーション現象」を利用したマイクロバブル高速衝突噴流が有効であることを確認できたが、人体等では高速噴流はてきさない。そこでマイクロバブルを含んだシャワー噴流が洗浄に有効ではないかとの着想が研究の背景であり、付着汚染物の高さ・濃度を測定することにより定量的に実証することを研究の目的とした。 研究方法 マイクロバブルを含んだシャワー噴流を直角に設置した透明なアクリル製平板に衝突させる。洗浄効果を定量的に把握するため、アクリル平板の表面に塗布した汚染パターンの時系列変化を測定する。塗布パターンの変化速度等を購入した高速度カメラレンズを利用して画像解析により検出する。またマイクロバブルを含まないシャワー噴流も同様に実験を行う。 研究成果 本実験の成果として、シャワーにマイクロバブル発生装置をつけた物とつけない物を同一条件下で実験を行った結果、明らかに発生装置をつけた物が洗浄効果が高い事が確認できた。また、シャワーヘッドを利用することにより、人体にやさしくマイクロバブル効果を利用できることを確認した。
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