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ハサミモデル機を使用したチゴガニの行動解析に関する研究と臨海実習の支援

Research Project

Project/Area Number16H00451
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生物学Ⅱ(動物)
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

笠村 啓司  熊本大学, 工学部技術部, 技術職員

Project Period (FY) 2016
Project Status Completed(Fiscal Year 2016)
Budget Amount *help
¥480,000 (Direct Cost : ¥480,000)
Fiscal Year 2016 : ¥480,000 (Direct Cost : ¥480,000)
Keywordsチゴガニ / Waving / モデル装置
Outline of Annual Research Achievements

1 : 研究目的
干潟に生息するチゴガニのオスは、繁殖期にハサミを上下に振るWavingという行動によりメスを巣穴へと誘引する。どのようなWavingがメスに好まれるかを調査するために、RCサーボモータをマイコンにより制御して一定のリズムで動かすことのできるモデル装置を開発し、繁殖期におけるチゴガニの行動解析を行った。2個体モデル機として、①先行して動く(Leading Wave)の効果, ②上下高さを変更したモデル機による実験で、①先行モデル, ②大きくハサミを振るモデルがメスに好まれることを確認した。干潟にてWavingを行っているオスは、集団でWavingを行い、その動きは同調して動くため、本研究では、同調そのものに誘引効果があるかを調査することを目的とする。また、全国の大学生を対象とした臨海実習での実験支援を行う。
2 : 方法
6個体vs6個体(計12個体)にモデル機をレイアウトしたものを製作し、実験を行った。干潟にいるオスのWavingを模擬する動きとして、上昇0.3秒, 下降0.1秒, 待機(休憩)0.6秒の1.0回/秒サイクルで上下高さは10mmで実験を行った。片方の6個体は全て同時に動かし(=同調)、もう片方の6個体は全てバラバラに動かす(=ランダム)こととした。およそ300個体のメスを用意し、1回の実験ごとにメスを入替え、実験を行った。
3 : 結果, まとめ
同調とランダムのどちらのモデルに対しても目立った有意差はなかったことから、同調そのものに誘引効果はなく、Leading Waveを介した競争に伴って時間がたつに連れ自然と同調していくということがわかった。
臨海実習では、10名の学生が実習に参加し、ハサミの大きさの違い, ハサミの色の違い, など各自で設定した実験条件にて実験を行った。特に大きなトラブルもなく円滑に実習を進めることができた。

Report

(1results)
  • 2016 Annual Research Report

Research Products

(1results)

All 2017

All Presentation

  • [Presentation] チゴガニの求愛行動を模擬するハサミモデル機の開発2017

    • Author(s)
      笠村 啓司
    • Organizer
      東京大学総合技術研究会2017
    • Place of Presentation
      東京大学(東京都)
    • Year and Date
      2017-03-10
    • Related Report
      2016 Annual Research Report

URL :

Published : 2016-04-21   Modified : 2018-01-18  

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