• Search Research Projects
  • Search Researchers
  1. Back to previous page

マニキュア等に含まれる有害化学物質の個人ばく露測定と学生指導用コンテンツの作成

Research Project

Project/Area Number16H00695
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 境界医学・社会医学・看護学等
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

青木 隆昌  熊本大学, 運営基盤管理部, 技術職員

Project Period (FY) 2016
Project Status Completed(Fiscal Year 2016)
Budget Amount *help
¥440,000 (Direct Cost : ¥440,000)
Fiscal Year 2016 : ¥440,000 (Direct Cost : ¥440,000)
Keywordsばく露測定 / ネイル / 有害化学物質
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、マニキュアや除光液を用いたネイルによる使用者の有害化学物質ばく露に着目し、ネイル時の有機溶剤濃度を計測し、その結果を教材としてまとめることである。この研究成果は、生活系有機溶剤へのばく露について学生の指導、及び多くの国民に正しい使用を促せるものである。
1. マニキュア、除光液の選定
有名ブランド20社のうち商品の多かった5社について成分を調査し、有機溶剤7種(ホルムアルデヒド、酢酸エチル、イソプロピルアルコール、酢酸ブチル、1-ブタノール、スチレン、アセトン)を含有するマニキュア、除光液のそれぞれについて、5社1商品ずつ選定した。
2. 個人ばく露測定
測定は、会議室(23㎡)において、左右の手、足のマネキンを使用し、マニキュア使用時、マニキュア除去時について、それぞれ換気扇停止時と稼働時(換気量 : 0.9㎥/min)の4パターンで実験した。測定位置は、使用者の口元、及び乳児の推定呼吸域高さ(使用者位置から約0.8m、床上約0.1m)の2点で固体捕集-GC分析法・HPLC分析法で行った。また、使用者の口元にVOCモニターを装着し、作業映像と合わせたリアルタイムモニタリング計測も同時に行った。
有機溶剤7種について測定した結果、換気扇停止時において、マニキュア使用時に許容濃度に対する測定値割合が最も高かったのは、使用者の口元で酢酸ブチル4ppm(許容濃度100ppm)、除光液使用時では、使用者の口元でアセトン64ppm(許容濃度200ppm)であった。換気扇稼働時はいずれの測定値も許容濃度の1/50未満であった。換気を行うことで、ばく露量を低減できることが分かった。
3. 学生指導用コンテンツの作成
測定値とリアルタイムモニタリングデータを用いたばく露状態がわかるコンテンツを作成した。現在、残りの4社についても確認中である。実験後、データをまとめて論文発表を予定している。

Report

(1results)
  • 2016 Annual Research Report

URL :

Published : 2016-04-21   Modified : 2018-01-18  

Information FAQ News Terms of Use

Powered by NII kakenhi